【アルファベットのドイリー】方眼編みで文字を描こう!
以前、方眼編みで好きな文字を編んでみよう!というレッスンをしたことがありました。
そのときは、abcを並べた編み図を用意して、編み方をお教えしました。
今回は、自分の好きな文字を並べた図をつくり、それから編みはじめます。
そのため、新しく編み図を作り直しました。アルファベットの大文字のチャート付きです。
「ABC」だけを並べた、編み図記号を使用した編み図と、「A〜Z」のアルファベットを並べたチャートをつくりました。ふち編みも参考程度にのせています。
編み方は方眼編み。くさり編みと長編みだけで編めるので簡単です。
「ABC」を並べた編み図で編んだ、完成がこちら。
そのまま「ABC」を編んでいただいてもいいのですけど、まずは好きな文字を並べた図の作り方を説明しますね。
編む前の下準備、編む文字を並べたチャートをつくります!
準備するもの
糸はなんでもいいですが、かぎ針2号を使うので、それに合ったものがいいです。
サンプルはリネンの細い糸を使いました。ておりやさんの生成Rという糸です。よりがあまりない糸で、ちょっとかぎ針には向かないかなと思いますが、風合いが好きなので今回は無理やり(笑)これで編みました。
この針と糸を使うと、アルファベット1文字のサイズはだいたい 縦6cm×横4.5cm になります。これをレース編みの針を使いレース糸で編めば、もう少し小さくなるわけですね。
かぎ針2号ぐらいが編みやすいと思いますので、今日はこちらで編んでいきます。
かぎ針2号
エミーグランデなどの、かぎ針2号に合った糸を少々
はさみ
図を書くための方眼紙と鉛筆
まずは何を書くか決めてチャートをつくる
サンプルの文字は「ABC」にしました。でも好きな文字を編めると楽しいですよね。
「AからZが並んだチャート」から文字を拾って、その文字列のチャートをつくっていきます。
編み方は方眼編み。かぎ針編みの基本中の基本、長編みとくさり編みで編めます。なので今回は、編み方というよりはチャートをつくるところを詳しくご説明しますね。
今回の編み図では、方眼編みの1区画が【長編み1、くさり編み2】で構成されています。
文字のあるところは、くさり編みではなく長編みを2目編みます。置き換えることで、文字を描いていくわけですね。
ではまず、チャートを見ながら、編みたい文字を方眼紙へ書いていきましょう。
文字と文字の間は、2区画分をあけていきます。もしくは、文字によって良いバランスがあるので、1区画でも3区画でも、書いてみてから変更するのもいいと思います。
文字を全部書き終えたら、まわりの余白をとります。上下左右に3区画分ずつあるといいと思います。
そして、区画の数を数えておきます。この図では横25、縦13になりました。5つごとに数字を書いておくと後でわかりやすいですよ。
チャートに沿って編んでいこう
では、いよいよ編んでいきます。
作り目の数は、チャートの横の区画の数の3倍に1目をプラスした数になります。
(チャートの横の区画の数 × 3)+ 1 = 作り目の数
なので、先ほど書いた図は25区画なので、76目を作ります。
ワンポイントアドバイス
くさり編みの作り目は、ちょっと多めに編んでおいて、あとでいらない分をほどいてもいいと思います。
もしかして足りないと、せっかく編んだ1段目をほどくことになるので、、。私はいつも、ちょっと余裕をもって作り、余ったらほどきます。
くさり編みで作り目を76目編んだら、もう2目くさり編みを編んで立ち上がります。
ここが1段目の1目目になります。
図に沿って、文字を描くところはくさり編みではなく長編みを編んでいきます。
ここで大切なポイントが、平面を編むので表裏で編んでいくということです。
2段目や4段目など偶数段は裏面を見て編むことになるので、チャートを見て間違えないように編んでくださいね。
数目ずつ、1段ずつ、チャートを確認しながら編んでください。
もしも間違えたら、そこまで戻ってほどくしか方法がないので、こまめな確認が大切です!
編んでいくうちに、だんだんと文字ができあがっていくのがとっても楽しくなりますよ!
ふち編み
本体が全部編めたら、次はふち編みです。1区画につき1模様のふち編みなので、同じものを繰り返し編んでください。細編みだけでぐるりと編むのもシンプルで素敵と思いますが、ちょっとふち編みがあるだけでも、かわいくなると思います。
そして、全部編めたら糸始末をします。
アイロン仕上げ
仕上げにスチームアイロンをかけるときれいです。
編みものは、棒針編みもかぎ針編みも、仕上げにアイロンをかけることで目が揃いますが、レース模様のように空間が空いてるものは、特にアイロンが欠かせないと思います。
必要なもの
スチームアイロン
アイロン台
熱に強いまち針
スチームアイロンは、そんなに強力なものでなくて大丈夫です。普通の家庭用で十分ですよ。まち針は、熱に強いものを。頭にプラスチックを使っているようなものは使えないです。
私が使っているのは、仕上げ用のダブルになったもの。フォークピンというみたい。しっかり止まるのでおすすめです。
アイロン台は、針を刺しても大丈夫なもの。私は昔からある四角い平面のアイロン台を、レース編みアイロン仕上げ用にして使っています。
きれいに編めましたでしょうか?
好きな言葉を編めるとうれしいですよね。楽しんで編んでいただけますように。
ちなみに、「A〜Z」のすべてを同じように編んだものがこちらです。
販売している編み図の内容は下記です
「ABC」のみの、編み図記号を使った編み図
「A〜Z」のチャート
編み方説明、動画へのリンク
編み図の販売ページは下記からどうぞ。
よろしくお願いします!
このパターンの編み図はこちらからどうぞ!
使用したまち針は下記です。